【教頭って何してるの?】疑問に思っていた私が、9年続けた3つの理由

こんにちは

まませんです。

 

今日は、私が教頭を9年勤めた理由をお話しします。

私の先輩には、9年間教頭をした人はいません。

 

せいぜい、2〜5年で校長になります。

私も自分の理想とする学校を作りたくて

最初は校長を目指しました。

 

そのために、教頭を3年は経験しないとなれない

規定があったので、教頭受験をしました。

 

「教頭って、一番嫌な仕事だな。学校のいろんな

仕事、やっているよね」

やりたくないよ。ザ・中間管理職って感じ」

よく人から言われました。私もそう思ってました。

 

あなたの教頭のイメージって、どういうものですか?

私は、勝手に次の3Kのように思っていました。

 

きつい・・仕事がたくさんある、色々なことを

あちらこちらから言われるから、タフでないと

務まらない。

 

嫌われる・・嫌なことも言わなければいけない

ので、職員や子供から嫌われる。ドラマの影響も

あるでしょう。

 

キリがない・・担当が不明な仕事は、全部教頭に

いく。鳥の死骸の始末や休日の地域の行事に参加

するなど、際限のない仕事量。

 

ですので、正直「なりたい」職務ではなかったです。

「私以外の誰かにしてほしい」職務でした。

 

しかし、教頭を経験しないと校長になれない

わけですので、頑張るしかなかったです。

 

教頭を3年過ぎる頃から、校長試験の勉強を

始めて、一次試験、二次試験と進みます。

二次試験にも3回臨みました。

 

しかし、結果は何回挑戦しても合格することはなく

最後のチャンスである、57歳時の受験も

うまくいかず不合格。

 

結果、教師として目標を失った私は、早期退職

することを選びました。

「担任に戻ればいいじゃないか」

という考えもありますが、体力的にきついと判断し、

2023年3月31日をもって早期退職いたしました。

 

年齢を重ねたから、管理職になった方がいいとは

思っていません。

 

あくまでの自分のケースであり、教諭で定年を

迎える方を否定するものではありません。

 

今、後悔は全くなくむしろ「もっと早く辞めても

よかったな」と思っています

 

このブログを読むことで、教頭の仕事の内容が

わかります。

 

教頭を目指している方は、ぜひ一読ください。

目指していない方は、「管理職って意外と

 

真面目に仕事してるのね」と思いながら、

読んでみてください。

 

それでは、9年間教頭を続けた3つの理由をお話します。

 目次

1 女性の視点を学校運営に活かしたい。

2 やりがいを感じた。充実していた。

3 校長試験に受からない、でも考えを切り替えて・・

1 女性の視点を学校運営に活かしたい。

男女平等とお題目のように唱えているけれど、学校が

一番平等ではないと感じていました。

校長、教頭はみんな男性。なぜ、女性は少ないのか

というかいないのか?

 

女性は家事もあるから、忙しくなるのを

嫌がる、責任を負いたくないから避けている

 

など言われていますが、では増やすための

対策をとっているかといえば、何もない。

 

政府は、「女性管理職の目標は、30%」(2022年)

としているが、私の住む自治体は7.4%と低レベル。

 

私が初任の頃、女性管理職は0でした。

「珍しい」というレベルではない。

 

いないから。「なれるんだ」という感覚。

古い、遅れてる。

 

その壁、雰囲気を壊したかった。

男性管理職で占められている

現状に疑問を抱きました。

 

女性の考えを活かしても

いいのではないか?

 

そのために自分が校長になって、

自由で安全で、通いがいのある

学校を作りたいと意気込んでいました。

 

一度の人生、チャレンジしてみよう。

そう思っていました。

 

これを読んでいるあなたは、今夢や目標が

ありますか?

 

その中の一つに、管理職になって学校づくりを

するということがあってもいいと思います。

 

あなたなら、きっとできます。

応援しています。

 

2 やりがいを感じた。充実していた。

教頭の仕事は、教諭時代にはわからないことが

ありました。「これも仕事なの?」

 

トイレの水の管理、

体育館に鳥が入った、

 

グラウンドの木にスズメバチの巣が

あるなど。

 

グラウンドに不審者がいるから、

名前を聞くとか。

 

誰の担当かわからないことは、

全て教頭の仕事でした。

 

鳥や蜂の対処は、管理士さんと協力したり、

教育委員会に言って業者を呼ぶとかして、

何とかしました。

 

その時は、子供や職員に

危害があったら大変だという責任感で

やっていました。

他には、先生たちから相談される。

相談しやすい教頭を目指していました

 

一日一回は全職員と話すことを

目標にしていました。

 

話すと、人ってわかるものです。

どうせ話すなら、相手が嬉しくなること、

 

話しかけられてよかったと思う状態

したくて、

 

褒めることを探すから、自然とその先生や

クラスの子供達を見て、話しかけます。

 

「クラスの子ども達、落ち着いてきましたね」

「板書が見やすくて、よく考えらえていますね」

など。

 

そうすると、先生達も忙しいのに工夫や苦労を

話してくれるから、それが楽しかった。

 

保護者と話すことも、楽しかった。

お父さん、お母さんの子育ての考えや

姿勢を聞けて、勉強になった。

 

自分の子育てに生かすこともできました。

職員、保護者、子供達のおかげで

 

自分の教員人生は豊かになった

感謝しています。

最後に、校長先生との関係。

これは、教諭時代にはないものでした。

 

校長先生のよっては、自分の考えを伝え

私にどう考えるか、聞いてくださる方も

いました。

 

私は、率直に考えを伝えました。

「子供は、1年生が2名席につけない児童が

いますが、2年生以上は落ち着いています」

 

「職員は、適切に対応しています。新任のA先生も

子供の目線に立って、よく話を聞いています。

頼もしいです。」

 

「保護者からは、問い合わせは今の

ところ1件です」

 

伝えることによって、校長先生の判断材料に

なりますし、何より私との信頼関係も築く

ことができました。

 

その校長先生の学校だよりは、子供達や地域への

愛情に溢れた素晴らしいもので、今でも保存して

あります。こんな校長先生になれたらいいな

これらは、教頭になったから

感じられたものだと思います。

 

教諭を続けていたら、子供達との

想い出がたくさんできたことでしょう。

 

あなたも、これからは管理職に積極的に話しかけて

みてください。

 

新たな視点が得られるかもしれません。

 

本気であなたを応援するつもりのある

管理職なら、応えてくれるはずです。

 

勇気を持って、尋ねてみましょう。

「教頭先生の目標は、何ですか?」

 

管理職になることが全てだとは

思っていません。それは、大前提です。

3 校長試験に受からない、でも考えを切り替えて・・

初めにお話したように、私は最後まで

試験に受かることができませんでした。

 

1回目の不合格の際は、「しょうがない、

対策が不十分だった」

 

でも、2回目、3回目と不合格通知をもらうと

毎回、気持ちが沈みました。

 

他に受験している人は、どんどん受かっていく。

自分だけ置いて行かれる気分です。

 

最後は、5回目でした。「これで、来年は受けなくて

よくなる。」という思いの方が強かったです。

 

それくらい、毎年受験の準備をするのは、負担でした。

業務をしながら、平日勉強するのは、きつかったです。

 

チャンスがあるうちは、受け続けようと決めていました。

気づいたら、9年経っていた感じです。

 

最後の受験で、不合格通知をもらった時は、

ショックでその場からしばらく動けませんでした。

 

何で、受からないのだろうか?

何度も自問しましたが、答えはわかりません。

受験したことも後悔しました。

 

校長になろうなんて、考えなければ

こんな惨めな思いをしなくても済んだのに。

 

あの時の決断は、間違っていたのではないか?

そんな弱気になることもありました。

 

しかし、いつまでもクヨクヨしていても

仕方がないと思い直しました。

 

私は、考えを切り替えて残りの人生をどう

生きようか考え始めました。

 

女性は平均寿命が88歳として、あと30年ある。

医者や弁護士は定年がないから、死ぬまで

働ける。

 

教師は、校長になったところで

いずれ定年がくる。仕事はなくなる。

 

再任用になっても、現職の半分の給料で

同じ時間拘束される。

 

私はもう、自由に生きたい。

そのために、今までの自分の経験を

生かして、できることはないだろうか?

 

ネットやYouTubeを見ていると、怪しげな

人々が溢れかえっています。

 

TwitterやInstagramも始めました。ブログも

立ち上げました。

 

見ていると、うまくいっている人とそうで

ない人の立ち居振る舞いなどが、わかるように

なりました。

 

「お客さんにこれだけ尽くすから、儲かるんだ」

「煽って、買わせようとしているんだ」

 

同じ人間のしていることです。怖がる必要なんかない

と思えてきました。

 

また、目には見えないけれど、ワクワクする世界に

行っている気分で、楽しいです。教師時代にはない

楽しさを感じています。

また、教師を続けていたら、絶対に出会わない

仲間達に出会うことができました。

 

これが一番の収穫です。中には、

自分の師匠となる方もいます。

 

これからは、仲間達と30年、活動を

続けていこうと決心しました。

 

こんな夢が持てて、幸せだと思っています。

これからも、自分の夢に向かって、

毎日自分の考えを発信していきます。

 

目標は、たかの友梨さん。

まだまだ現役で、活躍されている。

 

私も、88歳まで現役で頑張り続けること。

これから、ますます頑張っていきます!

 

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

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