【先生のお悩み相談室〜子どもに継続力を育てるには?〜】

こんにちは、まませんです。

お会いできて光栄です。

 

今回の記事は、子どもに継続する力

を育てるための方策について述べて

いきます。

 

「やり抜く力」は

米国のアンジェラ・ダックワース

心理学教授によって研究され、

 

著書「GRIT やり抜く力」として

日本にも

紹介されました。

 

もともともっている能力よりも人間に

成功をもたらす力として注目されています。

 

「やり抜く力」は「情熱」と「粘り強さ」

の要素からできていると氏は言います。

 

グリットスケールという自分の現在の

やり抜く力がどれくらいあるのか

調べる指標も公開されています。

 

私はこの本を読み、子ども達に長く

関わってきた経験から、

大いに納得させられました。

 

「やればできるのに」と思う子より

ずっと真面目に取り組んんでいる子

の方が、

 

力をつけていく姿を目の当たり

してきたからです。

自分もこれからの人生を新たな

目標に向かってやり抜きたいと

決意を新たにしました。

 

幾つになってもやり抜く力は

鍛えることができるからです。

 

この力の持つ可能性をもっと

多くの人に広め、学校教育にも

生かすことができたら、

 

成功し、豊かな人生を送ることが

できる子どもがもっと増えると思い

この記事を書きます。

 

これからの日本は少子高齢化、

生産性の低下など

 

世界の中で生き抜いていく力が、

ますます必要な状況になってきました。

学校現場も人手不足という今までに

ない状況になってきています。

 

日本の教育の危機が近づいている

気配がします。

 

心ある先生達には、ぜひ読んで

いただきたい。

 

どうぞ最後までお付き合いください。

目次

1 努力が成功の9割

2 努力して勉強することはあなたの利益

3 結果が出るには時間がかかる

4 まとめ 

1 努力が成功の9割

米国の研究で分かったことは、

困難に対処する力は

才能とはほとんど関係ない、

 

途中で辞める者は、才能がなくて

辞めるわけではないということです。

 

顕著な功績を収めた人たちは、粘り強さの

鑑のような人たちだった。

 

どんな分野であれ、大きな成功を

収めた人たちには

  • 並外れて粘り強く、努力家で
  • 自分が何を求めているか理解していた

このように情熱と鍋利強さを持ち合わせた

「グリット」の強い人たちだったというのです。

それが分かってきたので、子ども達に

努力の大切さを指導していくには

どうしたら良いか考えてみます。

 

道徳の時間は、学級活動、生活指導など

小学校の担任は子ども達に指導する

機会はたくさんあります。

 

努力の効果を伝え、学級、学年、学校の

文化として定着させたら、子ども達の

能力も徐々に伸びていくことでしょう。

 

2 努力して勉強することはあなたの利益

 

「学力」の経済学(中室牧子著)によると、

情報は金ということです。

どういうことでしょうか?

 

子どもと親に以下の情報を知らせた場合、

知らされない場合より、子どもの

学力は高まりました。

それは・・・

『高校を卒業してすぐに働き始めた人と大学を卒業して働き始めた人の間には、生涯に稼げるお金に1億円以上の差があります。』『宝くじで1億円当たることを夢見なくても大学に行けば生涯で稼げるお金は1億円高くなるのです。』

この効果はかなり大きく、たった

5ヶ月で2年間行われた少人数学級より

高い効果が得られたと言います。

 

情報を伝えるという全くコストの

かからない方法で、学力を上げることが

できるというのは驚きです。

 

効果が出てくれば、子どもも勉強を

継続しようという意欲が高まるでしょう。

 

教師や親にとって、有益な研究結果だと

思います。

 

知らないと、無駄なエネルギーを

消耗し効果は低いという結果

終わってしまいます。

ぜひ、現場で活用して

いきましょう。

3 結果が出るには時間がかかる

物事を取得し、上達するには1万時間必要だ

という話は、聞いたことがあるでしょう。

それは本当なのでしょうか?

 

ダックワース教授によると、「どれだけ集中して

質の高い取り組みを行ったか」だという。

世界トップクラスのエキスパートたちは

 

  • 少し高い目標を設定し
  • 集中して目標の達成を目指し
  • 改善すべき点が分かったら、何度でも繰り返し練習する

 

このサイクルをコツコツ積み重ねて

いくといいます。

 

これは、一般人にも当てはまります。

人間の持つ複雑でクリエイティブな能力も

構成するスキルは細分化することができます。

 

一つ一つのスキルは、練習をしつこく重ねる

ことで習得することができるのです。

 

時間はかかりますが。

 

だから教師や親は、子どもの挑戦を 

根気強く見守ることが大切になります。

そこで大事なのが、失敗することに

対して子どもが「悪いこと」と

思わない工夫です。

 

間違いをした時に、周りの大人が反応し、

眉をひそめたり、頬が赤くなったりすると

 

子どもは困惑や恐れや羞恥心を

学んでしまいます。

 

失敗を悪いことと学ぶと、慎重になりすぎ

思い切って挑戦したり、全力でぶつかろうと

思わなくなります。

 

そうなったら継続できません。

私たち大人は、子どもの失敗や間違いに

対して、慎重に対応していきたいですね。

4 まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとう

ございました。

 

「国家100年の計は教育にあり」と

中国・管子の一節にありますが、

 

これだけ変化の激しいこれからの

社会を生き抜く子ども達を

 

私達大人は、しっかりと導いて

いきたいものです。

 

本記事が、その参考になったら

嬉しいです。

 

今回ご紹介した参考文献はこちら

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