【先生のお悩み相談室〜クラスにいじめが起こったら?〜】

こんにちは、まませんです。

 

今回の記事は、いじめについてです。

いじめは人間として、卑劣な行為です。

 

多数で、一人を無視する、悪口を言う、

仲間外れにする。

 

どれも、聞いたら背筋が寒くなる行為

です。

 

自分がされたら、どう思う?

そう言うことを考えられない子どもが

起こします。

 

大人もしている人がいるようですが、

想像力がない人なのでしょう。

 

担任として、いじめを発見したら

心を傷めつつ、被害者を助ける決意

しなくてはいけません。

 

必ずです。

担任として難しいところは、

被害者も加害者も同じ教室に

いると言うことです。

 

学級を運営していくことに

ついて、多大なエネルギーが

必要だと言うことを覚悟してください。

 

この記事では、いじめを根絶する覚悟

の持ち方、学級経営の仕方のポイント

を述べていきます。

 

それでは、始めます。

目次

1 被害児童を助けるために

2 学級経営を正常にしていくために

3 二度といじめを起こさないために

4 まとめ

1 被害児童を助けるために

管理職に報告

いじめの情報が入ったら、すぐに管理職に

報告してください。

 

これで、管理職に責任が移行します。

一緒に考えてもらえます。

 

一人で抱え込まないで、組織で対応

してもらいます。

「何か言われるのではないか?」

と心配するかもしれませんが、

いじめは重大事案です。

 

管理職は看過することはできません。

必ず、報告しましょう。

 

情報収集

報告したら、すぐに組織的に

対応します。

 

聞き取りも複数で行い、全体像を

早期に把握する必要があります。

 

「いつ・どこで・誰が・何をしたか」

を個別に聞き取りましょう。

情報共有

聞き取った情報を擦り合わせたら、

個別に指導方針を立てます。

 

これは、管理職や学年主任、生活指導

主任も入り、対策委員会で考えます。

一人で対応しないでください。

 

多くの人間の考えを出し合って、

対応してください。

保護者連絡、経過報告

得られた情報をもとに、被害者、加害者

双方の保護者にいじめの事実を報告します。

 

全てがわからない場合は、「これから、また

調べます」

と言って、今後の学校の姿勢を伝えます。

 

いじめを許さない

 

という姿勢を必ず示してください。

そして、経過を見守っていくことを

保護者に約束してください。

加害者の保護者から、

「謝ったほうがいいでしょうか?」

と聞かれることがあります。

 

「今後のことを考えると、

その方が良いのではないでしょうか?」

とお答えします。

 

大半の良識ある保護者からは、

そのような質問は来ないのですが、

少数の方から質問されたことがあります。

 

そして、今後のお子さんの様子を見守って

もらうように双方の保護者にお願いします。

 

これは、切にお願いしましょう。

 

経過を見守る

いじめは、1回、2回指導したからと言って

すぐになくなるものではありません。

 

複数の職員で、経過を見守り、該当の

子ども達の他、学級全体を見て

いきましょう。

そして、その結果を子ども達や該当保護者に

返していきましょう。

 

子どもなら、帰りの会で

 

「今日は、AさんをBさんが誘って遊んで

いたのが、良かったよ。先生は嬉しかったよ。

Aさんも嬉しかったよね?」

 

と本人に確認する。

 

保護者には、

 

「あの後、休み時間の様子を観察していますが

一緒に遊んでいましたよ」

 

「授業中は、以前と変わらず手を挙げて

発言しています」

など。

 

振り返りが、子ども達を成長させてくれ、

あなたの子どもを見る目も養われていき

ます。

 

根気よく続けていきましょう。

2 学級経営を正常にしていくために

いじめは良くないことを、指導する

道徳や学級活動に時間に指導します。

 

学級活動で、子ども達が「いじめを

無くすための活動」を考え、実践して

いくのも良いでしょう。

私が現職の頃は、春と秋にいじめ根絶

週間を設定し、

 

各学校で取り組むよう、自治体

から指示が出ていました。

 

小さなことでも、学級全体で取り組んで

いく経験を積むことが大切です。

子どもの人間関係を把握する

教師は授業中はもちろん、休み時間や

給食中などに、

子ども達の人間関係の把握をしましょう。

 

  • 誰が、誰にどんな言葉遣いや態度をとっているのか。
  • その時、相手はどんな表情をしているのか。
  • それはなぜか。

 

毎日、全てを把握することはできませんが、

点と点を結んだ時に見えてくるものが

あります。

そのためにも、日常的な小さな積み重ねは

欠かせません。

 

気づいた時に、気づいたことを

記録し、メモを蓄積していきましょう。

今の考えや気持ちを全員に紙に書かせる

いじめが起きた事実について、学級の子ども達に

今の気持ちを書かせます。

 

学校で書けないなら、家で書いてきても

いいことにします。

 

いじめられている子は、学校で書けない

場合もあるからです。

 

また、傍観者の子ども達の気持ちも

確認して、今後の指導に活かして

いきます。

 

本当に知らなかったのか?

見て見ぬふりをしていたのか?

 

一人一人を追求する必要はないですが、

学級の実態を把握して、指導の方策を

立てていきます。

 

ここからが、いじめ指導の始まりです。

3 二度といじめを起こさないために

子どもの人間関係を把握する努力を続ける

子どもの人間関係の状況は、流動的です。

定期的に見守る努力をします。

 

「毎週月曜日」「月初め」など

予定を立てて、身守り、記録して

いきます。

 

先生はいじめを許さないと宣言する

常に、いじめの問題に正面から

向き合う、担任でいたいですね。

 

子ども達にとって、信頼し、安心できる

環境になります。

 

大きな愛で、子ども達を身守って

いきましょう。

 

子どもの力、保護者の力を借りる

いじめは、教師の目の届かないところで

行われることが多いです。

また、教師が発見するより、子どもや

保護者からの情報が教師の耳に入って

発覚するというケースも多いです。

 

学級たよりに、クラスの様子を伝える

と同時に、

 

「お子さんの様子で、心配なことが

ありましたら、いつでもご連絡

ください」と一言添えましょう。

 

保護者から、貴重な情報がもたらされる

可能性も高くなります。

 

4 まとめ

いかがでしたか?

いじめ問題で辛い思いをしているのは、

被害者の子どもです。

それを常に念頭に置いて、覚悟を持って

毅然と対応していきましょう。

その経験は、あなたを教師としてグッと

成長させてくれるものと信じています。

 

諦めずに、ネバーギブアップの精神で

解消に突き進みましょう!

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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